
「痛みが少なく、産毛や日焼け肌にも効果がある脱毛法はある?」
そんな人におすすめしたいのが、SHR脱毛です。従来のレーザー脱毛やIPL脱毛とは異なる仕組みで、肌への刺激を抑えつつ、幅広い毛質・肌質にアプローチできる脱毛法として人気が高まっています。
この記事では、SHR脱毛の特徴や仕組み、効果を実感するまでの回数の目安、他の脱毛法との違い、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
ぜひ、自分に合った脱毛方法を選ぶための参考にしてください。
SHR脱毛はどんな特徴がある?
SHR(Super Hair Removal)脱毛とは、従来のレーザー脱毛やIPL脱毛とは異なる仕組みを持つ脱毛方法です。ここでは、以下を紹介します。
- SHR脱毛の特徴と仕組み
- SHR脱毛の回数の目安
SHR脱毛の特徴と仕組み
SHR脱毛の特徴は、毛根を包み込む「毛包」全体に60〜70℃程度の弱い熱を繰り返し照射し、熱を蓄積させてダメージを与える脱毛法です。毛包内の「バルジ領域」と呼ばれる発毛指令を出す部分に熱が加わることで、毛の再生が抑制され、徐々にムダ毛が生えにくくなる仕組みです。施術直後から毛が抜け落ちるわけではありませんが、バルジ領域にダメージが蓄積することで、徐々に毛が生えにくくなっていきます。
また、出力の低い光を連続的に照射するため、従来の脱毛方法よりも痛みを感じにくく、肌もやさしいといわれています。さらに、広範囲を一度に照射できるため、全身脱毛も短時間で行えるのが特徴です。
SHR脱毛の回数の目安
SHR脱毛の施術回数の目安は、部位や個人の毛質・毛量によって異なりますが、一般的には以下が目安です。
| 状況 | 回数 |
| 効果を実感し始める | 6~10回ほど |
| 自己処理が楽になる | 6回ほど |
| ツルツルになる | 12〜18回ほど |
また、部位ごとの目安は以下のとおりです。
| 部位 | 回数 |
| ワキ | 10〜15回ほど |
| 腕・脚 | 10回ほど |
| 顔・VIO | 15〜20回ほど |
SHR脱毛は「自己処理が楽になるまで6回前後」「ツルツルになるまで12〜18回以上」が一般的な目安ですが、部位や個人差によって異なります。
サロンでの事前カウンセリングで、自分に合った回数やプランを確認すると安心です。
SHR脱毛のメリット4選
SHR脱毛の主なメリットは以下の4つです。
- 痛みが少ない
- 産毛から太い毛にも対応可能
- 短期間で脱毛が完了する
- 日焼けした肌にも照射できる
それぞれ解説します。
①痛みが少ない
従来のレーザー脱毛やIPL脱毛は、毛根のメラニン色素に高いエネルギーを一気に照射します。そのため、輪ゴムで弾かれるような鋭い痛みを伴っていました。
SHR脱毛は、バルジ領域と呼ばれる毛包の一部に、低温かつ低出力の光エネルギーを繰り返し連続的に照射し、熱をじんわりと蓄積させていく方式です。この仕組みで肌に強い熱や刺激が集中せず、施術中は温かさを感じる程度で、痛みを感じにくいです。特に痛みに敏感な人や初めて脱毛を受ける人、敏感肌やアトピー肌の人まで安心して受けられます。
②産毛から太い毛まで対応可能
従来のレーザー脱毛やIPL脱毛は、主に毛根のメラニン色素に反応して強い光エネルギーを照射し、毛根を破壊する仕組みでした。そのため、色素の濃い太い毛には効果的ですが、色素の薄い産毛や細い毛、金髪、白髪などには効果が出にくいのが課題でした。
SHR脱毛は、毛包全体に低出力の光エネルギーを繰り返し照射し、徐々に熱を蓄積させてバルジ領域にダメージを与える仕組みです。このため、顔や背中、二の腕など産毛が多い部位でも、従来の脱毛では難しかった細かい毛までもしっかりと脱毛できる点が大きなメリットです。
また、メラニン色素の量や毛の太さ・肌色に関係なく、アプローチできます。日焼け肌やシミ・ほくろがある肌でも施術が可能なため、より多くの人に向いている脱毛法です。
③短期間で脱毛が完了する
従来の光脱毛は、毛周期に合わせて施術する必要があり、通常2〜3ヶ月に1度のペースでしか施術ができません。そのため、部位によっては完了までに2〜3年かかるケースもあります。
SHR脱毛は毛周期に関係なく、毛包全体にアプローチするため、最短で2週間に1度のペースで施術が可能です。全身脱毛でも最短6ヶ月で完了するケースもあり、従来の光脱毛に比べて完了までの期間が大幅に短くなっています。
④日焼けした肌にも照射できる
従来のレーザー脱毛やIPL脱毛は、毛根のメラニン色素に反応して高いエネルギーを照射する仕組みです。日焼けした肌に照射すると、肌にも熱が集中しやすく、やけどや炎症、痛みのリスクがあります。
一方SHR脱毛は、毛根を包み込む毛包全体に60〜70℃程度の弱い熱を繰り返し照射し、熱を蓄積させてダメージを与えます。そのため、メラニン色素の量や肌色に影響されず、日焼け肌や色黒肌の人でも施術が可能です。
ただし、日焼け直後で赤みや皮が剥けているような状態の場合は、肌がダメージを受けているため、落ち着いてから施術を受ける必要があります。また、施術前には日焼け止めをしっかり落としたり、普段から紫外線対策を心がけたりすることが推奨されています。日焼けした肌にも対応できるからといって、紫外線対策を疎かにしないようにしましょう。
SHR脱毛のデメリット3選
SHR脱毛にはメリットが多い一方で、デメリットもあります。主なデメリットは以下のとおりです。
- 効果の実感まで時間がかかる
- 採用しているサロンが少ない
- 施術の実績が少ない
それぞれ解説します。
①効果を実感するまで時間がかかる
SHR脱毛は「今生えている毛」ではなく、「これから生えてくる毛」にアプローチし、毛包のバルジ領域に低出力の熱を繰り返し蓄積させます。この蓄積で徐々に毛の再生力を弱める仕組みです。
そのため、施術直後にすぐに毛が抜けたり薄くなったりすることはほとんどありません。効果を実感するまでには通常2〜3週間程度、場合によってはそれ以上かかる場合もあります。
また、効果が現れるまでには複数回の施術が必要で、部位や個人差にもよりますが、数ヶ月程度かかるケースも珍しくありません。これは、SHR脱毛が毛周期に関係なく施術できる一方で、毛が自然に抜け落ちるのを待つ必要があるからです。
②採用しているサロンが少ない
SHR脱毛は比較的新しい脱毛機器であり、設備や機器導入のコストがかかるため、導入しているサロンが少ないのが現状です。そのため、SHR脱毛を受けたくても、自宅や職場の近くでSHR脱毛を提供しているサロンが見つからないこともあるかもしれません。
最近では全国展開している脱毛サロンで導入が増えて来ましたが、まだまだ少ないのが実情です。
③施術の実績が少ない
SHR脱毛を導入しているサロンが少ないのと同様に、施術の実績も少ないのが現状です。SHR脱毛は2010年代以降に登場した新しい脱毛法のため、長期間の効果や安全性についての十分な実績やデータがそろっていません。
また、施術スタッフの経験やノウハウが十分でないケースもあり、期待した効果が得られにくかったり、思わぬトラブルが発生したりするリスクも無いとは言い切れません。
SHR脱毛と他の脱毛法の違いとは?
SHR脱毛と他の脱毛法とは具体的にどの部分が異なるのでしょうか。主な違いは以下のとおりです。
- 脱毛の仕組み
- 効果や痛みの感じ方
それぞれ解説します。
脱毛の仕組みが違う
レーザー脱毛やIPL脱毛では、毛根や毛乳頭などにあるメラニン色素に強い光エネルギーを一気に照射し、毛根自体を直接破壊し脱毛効果を得る仕組みです。そのため、メラニン色素の多い黒い毛や太い毛には効果が高いですが、産毛や白髪、日焼けした肌などには効果がでにくいという特徴がありました。
一方、SHR脱毛は毛包全体に弱い熱を繰り返し照射し、熱を徐々に蓄積させてバルジ領域にダメージを与える方法です。そのため、レーザー脱毛やIPL脱毛では難しかった産毛や日焼けした肌、色黒の肌にも対応できます。また、毛周期には依存しないため、痛みも少ないのが魅力です。
効果や痛みの感じ方が違う
レーザー脱毛やIPL脱毛では、前述のとおり毛根のメラニン色素にアプローチし毛根自体を直接破壊するため、痛みが伴います。さらに、施術後2週間ほどで毛が抜け始めるので、効果を感じやすいです。
SHR脱毛では、毛包のバルジ領域に低出力の熱を繰り返し照射するので、痛みは少なめです。また抑毛効果が主であるため、効果を実感するまでには数回〜十数回程度の施術が必要で、即効性はありません。
脱毛をする人にとって効果や痛みは気になるところですが、SHR脱毛は回数を重ねれば効果が実感できます。痛みがネックになる人や脱毛初心者にとっては、始めやすい脱毛法でしょう。
よくある質問
SHR脱毛に関する「よくある質問」をまとめました。SHR脱毛ができるサロンはまだ少なめですが、気になっている人も多いのではないでしょうか。カウンセリングや契約の前に一度確認しておきましょう。
SHR脱毛で永久脱毛はできますか?
SHR脱毛では永久脱毛はできません。SHR脱毛を含むサロン脱毛は毛が生えにくくなる「減毛・抑毛」効果が主です。自己処理が楽になる、あるいはほとんどしなくて済む状態にするのが目的です。
そのため、ホルモンバランスの変化や体質によっては、再び毛が生える可能性があります。
脱毛はSHRとIPLのどちらがいいですか?
SHR脱毛とIPL脱毛のどちらがいいかは、肌質や毛質、求める効果によって異なります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
| 項目 | SHR脱毛 | IPL脱毛 |
| 痛み | 感じにくい | チクッとした痛みあり |
| 向いている毛質 | 産毛、細い毛、金髪、白髪 | 黒くて太い毛 |
| 向いている肌質 | 日焼け肌、色黒肌 | 色白肌が望ましい |
| 施術の頻度 | 2週間〜1ヶ月に1度ほど | 2〜3ヶ月に1度ほど |
| 即効性 | 効果を実感するまでに時間がかかる | 効果が早く現れる |
| 適応する部位 | 顔、背中、うなじなどの産毛が多い部位にも可能 | ワキ、VIOなどの黒く太い毛が多い部位に向いている |
| サロン数 | 少ない | 多い |
それぞれの特長を比較して、肌質や処理したい部位に合った方法を選びましょう。
SHR脱毛は硬毛化しますか?
SHR脱毛では、一般的に硬毛化のリスクは非常に低いとされています。硬毛化とは、脱毛施術を受けた際に、本来は毛が細くなったり生えにくくなったりするはずが、施術前よりも毛が太く・濃く・硬くなってしまう現象です。SHR脱毛では毛根を直接破壊するのではなく、バルジ領域にダメージを与え毛の元となる細胞の働きを止める仕組みのため、硬毛化のリスクが低いとされています。
まとめ
SHR脱毛は痛みが少なく、産毛や金髪、白髪にも効果が期待できる次世代の脱毛法として注目されています。従来のレーザー脱毛やIPL脱毛と異なり、蓄熱式の脱毛法で肌への負担が少ないため、色黒肌や敏感肌の人、脱毛初心者にもおすすめです。
ただし、SHR脱毛は減毛や抑毛が目的であり、効果を実感するまでに複数回の施術が必要です。
自分の毛質や肌質、希望する仕上がりに合った脱毛方法を選ぶことで、より快適な肌に近づきます。
ぜひ、この記事を参考に、後悔のない脱毛計画を立てて納得のいく肌を手に入れましょう。


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